血糖値の変動に関しては世界中で盛んに研究されていますが、血中フルクトース濃度についてはほとんど知見がありません。フルクトースを代謝する酵素ケトヘキソキナーゼ（フルクトキナーゼ）が欠損したマウス（KHK-/-）にフルクトースを摂取させたところ、血中フルクトース濃度は顕著に上昇し、絶食時は0.07 mM未満（<1.26 mg/dL）であったのに対しフルクトース負荷後は1.8 mM（32 mg/dL）に達しました。一方、健常マウスの上昇は0.34 mM（6.1 mg/dL）程度でした。これらの研究が査読付きの学術論文として学術雑誌”American Journal of Physiology - Gastrointestinal and Liver Physiology”に掲載されました。
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Patel CR, Sugimoto K, Douard V, Shah A, Inui H, Yamanouchi T, Ferraris RP (2015). Effect of dietary fructose on portal and systemic serum fructose levels in rats and in KHK-/- and GLUT5-/- mice. Am. J. Physiol. Gastrointest. Liver Physiol., 309, G779-G790.
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