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ユズポリフェノールの苦味低減技術および岩手産「北限のユズ」への応用に関する研究の学会発表2015/08/29

長岡香料は、岩手県陸前高田市・大船渡市で機運が高まりつつある「北限のゆず」のブランド化事業を通じて、被災地域の復興・発展を支援します!
ユズに含まれる苦味成分ナリンギンに酸化酵素を作用させると、苦味が消失しました。ペルオキシダーゼを用いて酸化重合させた生成物を質量分析計で測定したところ、二量体~七量体の存在が示唆されました。各種機器分析によりフェニルクロマン骨格のB環で炭素-炭素結合が形成したことが明らかになりました。一方、岩手産「北限のユズ」果汁から製造された「北限のゆず酒」には、加水分解酵素ナリンギナーゼを用いるとユズの風味を失うことなく苦味のみ低減させることができました。これらの研究成果について、日本食品科学工学会第62回大会(京都大学)にて発表しました。
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杉本,庄條,古郷,石井,庄條,及川,平野,岩波,浅川,小原,北村,乾 (2015) 酵素処理によるユズポリフェノールの苦味低減及び岩手産「北限のユズ」への応用 日本食品科学工学会第62回大会講演要旨集, p. 139.

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