コブミカン葉の香気成分に関する研究の学会発表2021/10/30
東南アジアで各種料理に使用されるコブミカン(Citrus hystrix)葉の生葉および煮汁の香気成分を研究しました。共通の香気寄与成分としてcitronellal、linaloolなど、生葉では6-methyloctanalなど、煮汁では5-ethyl-4-hydroxy-2-methyl-3(2H)-furanoneなどが見出されました。分析結果を参考にコブミカン葉フレーバーを創製し、トムヤンクンスープベースに添加して官能評価いたしました。これらの研究成果について、第65回香料・テルペンおよび精油化学に関する討論会(山陽小野田市立山口東京理科大学,山口県)にて発表しました。
原田,宮里,林,橋本 (2021) コブミカン(Citrus hystrix)の葉の香気成分(Ⅱ) 第65回香料・テルペンおよび精油化学に関する討論会講演要旨集, p. 21-23.