新着情報

フルクトース代謝酵素欠損マウスにおいてフルクトース負荷が血中フルクトース濃度および血糖値に与える影響に関する研究の学会発表2015/03/31

血糖値の変動に関する研究は世界中で盛んに検討されていますが、血中フルクトース濃度についてはほとんど研究されていません。フルクトースを代謝する酵素ケトヘキソキナーゼ(フルクトキナーゼ)が欠損したマウス(KHK-/-)にフルクトースを摂取させたところ、血中フルクトース濃度は顕著に上昇し、絶食時は0.05mM未満(<0.9mg/dL)であったのに対しフルクトース負荷後は4mM(72mg/dL)に達しました。一方、健常マウスではフルクトースを摂取させても0.1mM(1.8mg/dL)程度にしか上昇しませんでした。これらの研究成果について、ラトガース・ニュージャージー医科大学の共同研究者が実験生物学会議(Experimental Biology 2015, Boston, NJ, USA)にて発表いたしました。
リンク先はこちら

Patel C, Sugimoto K, Shah A, Parikh S, Douard V, Inui H, Yamanouchi T, Ferraris RP (2015). Marked hyperfructosemia without fructose-induced hyperglycemia and diabetes in fructokinase-deficient mice. B643 1009.1

新着情報一覧を見る