社会的責任(CSR)

トップメッセージ

120年以上の長きにわたり弊社は香料の製造販売を続けてまいりました。この長い歴史を築くことができましたのも創業以来の先人たちの努力と、お客様、サプライヤーの皆様のご支援の賜物と心より感謝いたします。

香りは、目には見えませんが様々な状況で人々の心に働きかけ、生活を豊かにする機能を持っています。人類は香りを生活文化にまで高めてまいりました。その結果、香りは香料産業として発展し、食品、香水、化粧品など時代とともに多様な製品に応用されてまいりました。

弊社では、そのような市場の変化に柔軟に対応する知恵を発揮することで歴史を重ねてまいりましたが、時代が変化しても変わらぬニーズは、人は幸福でありたい、子孫の代までそうあり続けてほしいということだと思います。

弊社は、「無駄なくおいしく食べて健康で健全に長生き」をモノづくりのモットーに掲げ、ありたい事業領域を「生活者の幸福の創造業」と考えています。生活者の幸福の創造に貢献することで社会から必要とされる企業であり続け、その結果として全従業員とその家族の物心両面の幸福を実現し続けてゆきたいと考えています。

また、急速に進む市場の変化やグローバル化対応して製品開発をするということは、単に嗜好や販売方法の変化、国際市場の垣根が低くなったことへの対応ということではなく、原料から製品までにとどまらず、その廃棄物にいたるまでを大きなサプライチェーンととらえ、それが地球環境や人権、将来世代に及ぼす影響までを考慮したものづくりをすることを意味していると考えています。これからの時代は、この考え方に対応する知恵が企業に求められています。

人類が抱えている問題は大変多く、その中でも気候変動と人口の増加、その結果として食糧難が深刻な課題だと思います。食品香料は、加工食品をおいしく食べることができる期間を長くすることに役立ち、使用可能な原料の選択肢を拡大できる機能があります。つまり貴重な食料資源の有効活用に貢献できるということです。

また、先進国に顕著な高齢化に対しては、エンハンス機能で減塩・減脂・減糖食品をおいしくすることで、高齢者や生活習慣病の方の生活価値を高めることが期待されます。

これからも香りが持つ機能を活かし、将来世代、地球レベルでの生活者の幸福を創造するという使命を心に刻み、この目的の具現化のために従業員一人一人が主人公となり、仲間と協力し、全力を尽くすよう努めてまいります。

経営理念

私たちは、人と人の繋がりを大切にし、全従業員とその家族の物心両面の幸福を追求し続けます。

私たちは、創意と工夫で香り、美味しさ、美と健康を創造し、社会に貢献します。

代表取締役社長 林收一